特徴と味わい
英国王室御用達の伝統を示す『ボランジェ憲章』
ボランジェは1829年、Ay(アイ)村に設立された名門の一つです。
その優れた品質から、1884年に英国王室御用達のメゾンとなり、ロイヤルワラントをボトルに掲げています。
そして1992年には、長年守り続けてきた製法と基準を表す「倫理と品質」 を『ボランジェ憲章』として発表しました。

リッチで骨太、男性的な味わい
非常にファンの多いシャンパーニュで、それは伝統的な製法によって生まれる明確な個性によるところが大きいです。
その個性とは、黒ブドウ主体のブレンドによるリッチで骨太な味わいと、ベースワインの発酵から熟成に至るまで贅沢に使われるオーク樽由来のフレーヴァーです。
また豊富にキープされるリザーブワインはマグナムボトルで熟成され、ブレンドの度に全て手作業で開栓されます。非常にユニークなプロセスです。
高品質のピノノワールを生む多くの区画
本拠地のアイ村一帯は上質なピノ・ノワールの産地として知られており、さらにボランジェは、アイを含む多くのグランクリュ(特級)とプルミエクリュ(一級)でメゾンの屋台骨となるピノ・ノワールを栽培しています。

オーク樽へのこだわり
ボランジェのスタイルを特徴づけるオーク樽は、ブルゴーニュの大手生産者シャンソン社でワインの熟成に使用された樽をリメイクして使っています。
敷地内に置かれた自前のアトリエで熟練した樽職人の手でメンテナンスされたものです。
このようなこだわりを持って受け継がれる「ボランジェ・スタイル」はビギナーにも特徴をつかみやすいため、シャンパーニュの味わいの一つの基準となるかと思います。
ボンドの愛するシャンパーニュ
最後にボランジェを語るうえで欠かせないのは、映画「007」シリーズとの関わりです。
ジェームズ・ボンドが愛飲するシャンパーニュは、8作目の「死ぬのは奴らだ」(1973)以降全てボランジェです。
・英国王室御用達
・黒ブドウ主体のブレンド
・ふんだんに使われるオーク樽
銘柄一覧
ボランジェ スペシャル キュヴェ / Bollinger Special Cuvée

ボランジェ ロゼ / Bollinger Rosé

ボランジェ ラ グラン ダネ / Bollinger La Grande Année

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