モエ エ シャンドン|Moët et Chandon

特徴と味わい

シャンパーニュの代名詞

 圧倒的な知名度と生産量を誇るシャンパンハウスであるモエ エ シャンドンは、1743年にクロードモエにより設立されました。

 その生産量は毎年3000万本近くあり、毎秒世界のどこかでモエのボトルが開けられていると言われます。

 偉大なドンペリニョン|Dom Perignonを生産する
メゾンとしても有名ですが、これについては別のページでご紹介します。

モエ・エ・シャンドン
誰もが一度は見るモエ・エ・シャンドンのロゴ

多くの『逸話』が重ねた歴史

 長い歴史の中で多くの逸話がありますが、とりわけ有名なものとしてシャンパンファイトの起源と言われる1967年のル・マン24時間レースの表彰式でダン・ガーニーが振ったのはモエ エ シャンドンのボトルでした。

 また、エリザベス2世女王の御用達であり、1981年のチャールズ皇太子とダイアナ妃のロイヤルウェディングでも供されました。

 映画や音楽に取り上げられることも多く、『プリティウーマン』『プラダを着た悪魔』、クイーンの『Killer Queen』やノトーリアスB.I.G.の楽曲など枚挙に暇がありません。

創業以来シャンパーニュの歴史とともに歩んできた

安定の高品質と王道の味わい

 膨大な生産量を支えているブドウ畑は1,150haにもおよび、その50%がグランクリュ(特級畑)、25%がプルミエクリュ(1級畑)に格付けされています。

 この広大な畑のキャラクターの多様性がモエ エ シャンドンの安定した高品質を守っています。

 味わいのスタイルは、肉厚で柔らかな果実味と、シャンパーニュらしいナッツや焼いたパンのような穀物のニュアンスがしっかりと感じられます。数あるシャンパーニュの中でもニュートラルな味わいと言えるでしょう。

・シャンパーニュの代名詞ともいえる圧倒的な知名度

 

・広大なブドウ畑が裏付ける安定した高品質

 

・柔らかな果実味と香ばしさ、ニュートラルな味わい

銘柄一覧

モエ エ シャンドン モエ アンペリアル / Moët et Chandon Moët Impérial

モエ エ シャンドン モエ アンペリアル

 1869年、ナポレオン生誕100周年の記念にナポレオンと親交のあった3代目当主ジャン レミー モエは、友好の証として「アンペリアル(皇帝)」と名付けリリースしました。

 当時主流であった甘口から辛口(ブリュット)へとシフトし、その後のトレンドを作った銘柄でもあります。


 ピノ・ノワール 30-40% シャルドネ 20-30% ピノ・ムニエ 30-40%

モエ エ シャンドン ロゼ アンペリアル / Moët et Chandon Rosé Impérial

モエ エ シャンドン ロゼ アンペリアル


 ピノ・ノワール 40-50% シャルドネ 10-20% ピノ・ムニエ 30-40%

モエ エ シャンドン ネクター アンペリアル / Moët et Chandon Nectar Impérial

モエ エ シャンドン ネクター アンペリアル


 ピノ・ノワール 40-50% シャルドネ 10-20% ピノ・ムニエ 30-40%

モエ エ シャンドン アイス アンペリアル / Moët et Chandon Ice Impérial

モエ エ シャンドン アイス アンペリアル

 氷を浮かべて楽しむ甘口のシャンパーニュです。顔をしかめるワインラヴァーもいるかもしれませんが、これも一つの楽しみ方だと思います。

 季節のフルーツやミントなどを添えてオリジナルのカクテルにしても良いでしょう。

 Ichihopのオススメはキュウリのスライスを浮かべて楽しむスタイルです。シャンパーニュの甘みと、キュウリの心地よい青臭さが絶妙にマッチします。


 ピノ・ノワール 40-50% シャルドネ 10-20% ピノ・ムニエ 30-40%

モエ エ シャンドン グラン ヴィンテージ / Moët et Chandon Grand Vintage

モエ エ シャンドン グラン ヴィンテージ

 ブドウの出来が優れた年にのみ造られるヴィンテージキュヴェです。通常より長い5年の熟成を経てリリースされます。

 初ヴィンテージは1842年。最新の2012年で74回目のリリースです。

 様々なナッツやカラメルなどの熟成由来のアロマが愉しめるでしょう。


 ピノ・ノワール 33% シャルドネ 41% ピノ・ムニエ 26%(2012)

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